X(旧Twitter)インスタントウィンの仕組みとは?仕組みと実施する際の注意点を解説
インスタントウィンとは、シリアルナンバーの登録や二次元コードを読み込み、その場ですぐに抽選ができる懸賞システムです。
手軽に参加できるため、SNSとの相性がよいキャンペーンシステムとして注目を集めており、X(旧Twitter)と組み合わせて実施している企業も少なくありません。
X(旧Twitter)を利用したインスタントウィンキャンペーンの開催を検討しているマーケティング担当者向けに
この記事では、X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンの種類、仕組み、注意点を紹介しながら、セールスプロモーションにおける、販売促進、来店促進として、サンプリングなどのアイディアをご紹介します。
インスタントウィンキャンペーンの実施方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
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【種類別】X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンの仕組み
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンは、X(旧Twitter)上で指定の応募条件をクリアすることで、自動返信(オートリプライ)からすぐに当選か落選かが分かるキャンペーンです。
X(旧Twitter)上で手軽に応募ができることに加えて、毎日1回応募ができたり、すぐに結果が分かるため、ユーザビリティやエンターテインメント性が高まります。そのため、ユーザーにとっては人気の高いキャンペーンタイプで、話題性や拡散性が相乗的に高まり、短期間でのフォロワー獲得が期待できます。
また、X(旧Twitter)の拡散性は国内SNS市場では最も高いと言われており、ユーザーのおよそ6人に1人は毎日何らかの情報拡散をすると言われています。刻々と変わるトレンドなどの機能を使い、情報収集を目的として利用されることがコロナ禍以降より増加したと言われています。
そこで、ここでは多くのユーザーに認知してもらいやすい点を活かした、X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンの主な応募タイプを3つの種類に分けて、それぞれの仕組みについて解説します。
①フォロー&リポスト形式
フォロー&リポスト形式は、キャンペーンを行う対象アカウントをフォローした後、指定の投稿をリポストしてもらう応募方法です。
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンで採用されることの多い形式で、フォロワー数の増加はもちろん、情報の拡散により企業ブランド、商品・サービスの認知拡大、販売促進につながります。
イメージ図
▼フォロー&リポスト形式の仕組み
- 企業の公式アカウントをフォロー
- キャンペーン対象のポストをリポスト、または引用リポスト
- 自動返信でユーザーに当落の通知が届く
- 当選者にリプライやダイレクトメッセージ(以下、DM)などで景品を送付する
②フォロー&ハッシュタグ形式
フォロー&ハッシュタグ形式は、キャンペーンを行う対象アカウントをフォロー後、指定のハッシュタグをつけて投稿してもらう応募方法です。
フォロワー数の増加が見込めるほか、ユーザー自身が投稿することで、ほかのユーザーからの共感や信頼につながりやすいという特徴があります。
イメージ図
▼フォロー&ハッシュタグ形式の仕組み
- 企業の公式アカウントをフォロー
- キャンペーンに関連した指定のハッシュタグをつけて投稿
- 自動返信でユーザーに当落の通知が届く
- 当選者にはリプライやDMなどで景品を送付する
ユーザーの感想や想いが同時に投稿されるような、独自のハッシュタグを作成することも重要なポイントです。
多くのハッシュタグが投稿されればトレンドに載りやすくなるため、より多くのユーザーに閲覧される可能性があります。
③フォロー&カンバセーションボタン形式
フォロー&カンバセーションボタン形式は、“フォロー&ハッシュタグ投稿形式”と同様の応募方法ですが、カンバセーションボタンがついているという特徴があります。
カンバセーションボタンとは、動画や画像にハッシュタグ入りのボタン(CTAボタン)を最大4つ追加できる機能のことです。クイズやアンケートなどの回答を入れることで、投稿を促す効果が期待できます。
イメージ図
▼フォロー&カンバセーションボタン形式の仕組み
- 企業の公式アカウントをフォロー
- キャンペーン対象のポストでカンバセーションボタンを1つ選択
- 選択したハッシュタグの入った投稿が自動作成されて、そのまま投稿する
- 自動返信でユーザーに当落の通知が届く
- 当選者にはリプライやDMなどで景品を送付する
ただし、“セルフサービス方式”のX(旧Twitter)広告アカウントの場合、初期設定ではカンバセーションボタンを利用することができません。利用する際は、“サポートチケット”の申請が必要です。
カンバセーションボタンに関する詳しい情報は、X(旧Twitter)社へお問合せください。
X(旧Twitter)インスタントウィンの注意点
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンを開催する際の注意点としては、拡散性が高いため発信するコンテンツへの留意が必須です。またプラットフォーマーであるX(旧Twitter)社の突然の規約変更などが全くないとはいえないため、キャンペーン実施前に確認するとよいでしょう。
さらに、リプライやDMなどに制限があることが挙げられます。
X(旧Twitter)では認証バッジのない一般アカウントだと、ポストは1日あたり2,400件、DMは1日に1,000件が上限と定められています(2023年1月時点)。
しかし、X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンは自動返信で結果を通知したり、当選者にDMで連絡したりするため、すぐに上限に達してしまう可能性があります。
上限数を変更する方法としては、以下の2つが挙げられます。
▼ポスト・DMの上限に関する対策方法
- X(旧Twitter)アカウントの認証バッジを取得する
X(旧Twitter)社に依頼して上限を引き上げてもらう
認証バッジがなくてもキャンペーンを実施することはできますが、できるだけスムーズにキャンペーンを行うためには、事前にポストやDMなどの上限数を増やしておくことがポイントです。
また、認証バッジはアカウントの信頼性を証明できるという点においても重要です。
X(旧Twitter)インスタントウィンで販売・来店促進に活用
インスタントウィンで当選したユーザーはモチベーションを持ちやすく、来店を促しやすい傾向にあると考えられます。また、スマホ上で完結する当選証明となるので、再掲示しやすく、紛失の恐れが減少します。クーポンを手に入れたユーザーは賞品にもよりますが、おおよそ7~9割はそのクーポンを利用すると言われています。
そのため、以下のような販売・来店促進の消費者行動を誘導するようなキャンペーンに活用が期待できます。
X(旧Twitter)で認知・拡散 → インスタントウィン当選 →来店して賞品と交換、来店して商品の割り引き
X(旧Twitter)で認知・拡散 → インスタントウィン落選 →来店してWチャンス
当落や賞品コースの設定により、来店促進の機会にバリエーションをつけたり、有効期限を設定したりできます。
そのため、新商品の試供品配布や再来店のきっかけをつくりやすくなる刺激、発火点として活用することができます。具体的な過去実施例は以下の記事にも掲載していますのでご覧ください。
【ケース】飲食店にて来店促進のためX(旧Twitter)を使用したクーポン配布キャンペーンを実施!
まとめ
この記事では、X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンについて以下の内容を解説しました。
- キャンペーンの種類と仕組み
- キャンペーン開催時の注意点
キャンペーンの販売・来店促進活用
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンは、ユーザーが気軽に参加しやすいうえに、拡散機能により多くの反応が期待できます。
しかし、実施の際は当落通知を行うポスト・DMの数に上限があるため、認証バッジの申請や上限件数の引き上げを依頼して対策することも忘れてはいけません。
こういった対策を踏まえ、『Dline』では、SNSインスタントウィンシステムを提供しております。X(旧Twitter)のフォローなどの自動条件判定、自動抽選、当選通知機能を基本機能として、当選確率の調整、追加アンケート、電子クーポンの1度のみ利用(消込クーポン)など、さまざまな機能を搭載しています。また、不正対策や解析条件などのカスタマイズも可能です。
X(旧Twitter)を始めとした、SNSのインスタントウィンキャンペーンを検討している担当者の方は、お気軽にお問合せください。Dlineのシステムの詳細はこちらからご覧いただけます。