デジタルプロモーションのメリットと注意点を解説
商品・サービスの認知拡大や、消費者の購買意欲を高めるための宣伝活動であるプロモーションは、企業における重要なマーケティング施策の一つです。
なかでも、近年はパソコンやスマーフォンの普及により、デジタルツールを活用したデジタルプロモーションが高い注目を集めています。
しかし、「デジタルプロモーションについてあまり知らない」「どういったメリットがあるのか知りたい」という担当者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、デジタルプロモーションの基本概要やメリット、注意点について解説します。
なお、プロモーションとマーケティングの違いについては、こちらの記事で解説しています。併せてご覧ください。
この記事の目次[非表示]
- 1.デジタルプロモーションとは
- 2.デジタルプロモーションのメリット
- 2.1.①SNSとの相性がよい
- 2.2.②ターゲットのセグメント化
- 2.3.③時間や場所の制約がない
- 3.デジタルプロモーションを行う際の注意点
- 4.まとめ
デジタルプロモーションとは
デジタルプロモーションとは、企業が商品・サービスの認知拡大や販売促進(以下、販促)に向けて、WebサイトやSNS、スマートフォン、タブレットなどのデジタルツールを活用して行うプロモーションのことです。
従来のプロモーションでは、テレビCM・新聞・雑誌・看板などが活用されていました。
しかし、近年のデジタル技術の進化に伴い、オンライン環境でプロモーションを行う選択肢も豊富になり、企業はより多くの消費者へアプローチできるようになりました。
▼デジタルプロモーションの方法
- 検索エンジンの最適化
- オウンドメディアの運営
- 動画チャンネルの開設
- Web広告の出稿
- SNSキャンペーンの実施
デジタルプロモーションのメリット
デジタルプロモーションには、従来のプロモーションでは得られなかったさまざまなメリットがあります。
①SNSとの相性がよい
デジタルプロモーションは、拡散力の強いSNSとの相性がよいといわれています。
企業の販促活動において重視したい点は、いかに多くの消費者へ認知してもらえるかです。
その点においてSNSは、7割以上の人が利用しており、シェア機能により拡散されて認知向上が期待できます。
▼年齢階層別SNSの利用状況
画像引用元:総務省『第2部基本データと政策動向』
SNSを活用したデジタルプロモーションを実施することで、顧客が新たな顧客を生み出してくれるという好循環をつくることができます。
▼デジタルプロモーションで利用される主なSNS
- X(旧Twitter)
LINE
- YouTube
- TikTok
なお、キャンペーン開催にあたって、どのSNSで実施するか悩んでいる方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
キャンペーン開催におすすめのSNSと実施する際の注意点
出典:総務省『第2部基本データと政策動向』
②ターゲットのセグメント化
デジタルプロモーションでは、ターゲットをセグメント化できるため、狙いたい顧客に対して効率的なアプローチが可能です。
従来のテレビCMや新聞への広告掲載などのプロモーションでは、属性や特性などの情報を得て、ターゲットを絞ることが難しいという側面がありました。
しかし、デジタルプロモーションならAIをはじめとするデジタル技術やビッグデータなどを活用することで、興味関心がありそうな消費者を絞ってプロモーションすることが可能です。それによって、より費用対効果の高い施策を実施できます。
また、プロモーション後は、アクセス解析ツールを使って効果測定も行えるため、効率的な改善につながりやすいといえます。
▼デジタルプロモーションでセグメント化できる項目
- 性別
- 年齢
- 地域
- 趣味嗜好
- 購買行動
- 検索履歴
- 訪問履歴
③時間や場所の制約がない
時間や場所の制約がないインターネット上で常に訴求できるというメリットもあります。
たとえば、新聞や雑誌などの広告では、購買者にしかアプローチできず、テレビCMも視聴者にしか認知されませんでした。
しかし、デジタルプロモーションであれば、インターネットを利用する消費者がどこにいても、どの時間帯でも見てもらえる可能性が高まります。
より多くのターゲットへアプローチできるため、認知向上が期待できます。
デジタルプロモーションを行う際の注意点
デジタルプロモーションにはさまざまなメリットがある一方で、実施する際には以下のような点にも注意が必要です。
- 明確なペルソナを設定する
- ターゲット層を絞りマッチした手法を選ぶ
- 戦略的な立案を用意してから始める
- 目的とゴールの設定を明確にする
デジタルプロモーションを進めるうえでは、ターゲット層であるペルソナを明確に設定します。
その際、年齢・性別・地域・家族構成など、まるで実在している人のような具体的なペルソナを作成すれば、よりターゲティングがしやすくなります。
また、ターゲット層の多くが利用しているメディアを選択して、自社商品・サービスとマッチした手法を選ぶことも重要です。
たとえば、10~20代であればInstagramやX(旧Twitter)、TikTok、30~40代であればFacebook、全世代であればLINEなど、ターゲット層へ効率的にアプローチできる手法を選ぶことがポイントです。
なお、プロモーションにはさまざまな方法があります。こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
この記事では、デジタルプロモーションについて以下の内容で解説しました。
- デジタルプロモーションの基本概要
- デジタルプロモーションのメリット
- デジタルプロモーションを行う際の注意点
従来までのプロモーションとは違い、高い拡散力が期待できるデジタルプロモーションは、より効率的に認知拡大や販促につなげられる取組みです。
費用対効果を高めるためには、ターゲット層を絞り、自社の商品・サービスにマッチした方法を選ぶことが重要です。
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