
レシートキャンペーンとは?|メリットや施策案も併せて解説
対象商品を購入後にキャンペーンサイトにレシートをアップロードし応募するといったWebキャンペーンは、誰でも一度は見たことがあると思います。
購買促進や対象商品の販路拡大といった販促のために、対象商品や対象店舗での購入などを参加条件とするマストバイキャンペーンを企画する企業は多く、一つの手法としてレシートキャンペーンが採用されています。
この記事ではレシートを購買証明としてキャンペーンを行う際のメリット、施策例について紹介します。
この記事の目次[非表示]
- 1.Webを活用したレシートキャンペーンとは
- 2.【主催者(事務局)側】Webで実施するレシートキャンペーンのメリット
- 2.1.直接購買証明として実施できる
- 2.2.すぐに準備ができる
- 2.3.取り扱いが容易に
- 2.4.OCR機能を使って事務局業務削減
- 2.5.賞品配送コストを軽減できる
- 2.6.購買情報を取得できる
- 3.【消費者側】Webで実施するレシートキャンペーンのメリット
- 3.1.準備や郵送費の負担がない
- 3.2.すぐに応募できる
- 3.3.お知らせ通知を受信できる
- 4.レシートキャンペーンの施策案
- 4.1.LINEを活用したキャンペーン
- 4.2.マイレージキャンペーン
- 4.3.流通タイアップキャンペーン
- 5.まとめ
Webを活用したレシートキャンペーンとは
レシートキャンペーンとは、応募条件を満たしたレシートを撮影し、その画像をアップロードすることによって応募が完了するキャンペーンです。
購買後に発行されるレシートを使用し、目的に合わせた参加条件を設定することで、購買意欲や店舗誘導を促進することができます。
また、応募者の購買データを活用することでマーケティングに必要なデータの取得も見込むことができます。
【主催者(事務局)側】Webで実施するレシートキャンペーンのメリット
Webキャンペーンでレシートを利用する際の主催者(事務局)側のメリットについて紹介します。
直接購買証明として実施できる
レシートを使用するため、新しくシリアルナンバーシールを印刷・貼付けするなど準備する時間や費用がかかりません。また、レシートは購買時に発行されるため、キャンペーン開始日から店頭の商品を対象にすることができます。
すぐに準備ができる
レシートを購買証明として使用することができるので店頭に並んでいればオウンドメディアの告知で開始できます。
取り扱いが容易に
ハガキからWebに変更になり、ハガキやレシートの現物保管や機密情報廃棄に伴う手間がなくなります。
OCR機能を使って事務局業務削減
OCRを使用し、応募者からアップロードされたレシートの画像を解析することで、購入店舗・購入日時・購入商品・対象商品の購入点数・合計金額等の情報を自動でデータ化することができます。 データ入力の手間を省き、解析データによるレシートチェックが自動で行えるため作業時間を大幅に削減することができます。 レシートキャンペーンでのOCR解析については、こちらの記事をご参照ください。
賞品配送コストを軽減できる
デジタルギフトを使用することで、当選者への配送費用を大きく抑えることができます。特に女性向けの当選賞品はデジタルギフトと相性がよく、応募数が向上します。
購買情報を取得できる
レシートが購買履歴としてデータ化されるため、消費者の行動を詳細に把握するためのデータ集計や分析業務の効率化を実現します。
【消費者側】Webで実施するレシートキャンペーンのメリット
Webキャンペーンでレシートを利用する際の消費者側のメリットについて紹介します。
準備や郵送費の負担がない
応募者がハガキや切手を用意する必要がなく、スマートフォンでレシートの写真を撮影し、簡単に送信するだけで完了。
すぐに応募できる
撮影するだけで応募できるので、応募し忘れるなどの機会ロスがなくなる。
お知らせ通知を受信できる
応募者にとって魅力的なキャンペーンであればSNSのフォロワーになり、積極的に情報を得る機会ができます。
レシートキャンペーンの施策案
レシートキャンペーンは様々なパターンの施策を展開できます。
施策案とポイントをまとめてご紹介します。
LINEを活用したキャンペーン
LINEアカウント認証を利用し、簡単に応募することができるキャンペーンになります。
キャンペーンに応募する際に友達追加をしてもらい、WebもしくはLINE内でレシートをアップロードして応募します。
LINEと紐づけているため最初の応募時に個人情報の取得が不要で、キャンペーン期間中でのプッシュ配信や後日抽選後に当選者のみLINEのプッシュ配信を使用して配送受付をすること次回のキャンペーン告知など用途が広がります。
施策案
タイトル:LINEで簡単登録レシート応募キャンペーン
自社LINEアカウントとの友達追加を行い、対象商品を購入したレシートをアップロードしてキャンペーンに参加します。
キャンペーン終了後に当選者に対してLINEから当選メッセージを送り必要情報を取得します。
期待効果
応募をきっかけに自社の公式アカウントの友だちが増え、プッシュ配信の機能を利用してセグメントにあわせた新商品情報や販促企画のお知らせなど、ターゲットにあわせた最適な内容をアプローチできます。
レシートキャンペーンでLINEを利用するメリットはこちら
マイレージキャンペーン
ポイントをためて応募するマイレージ式のキャンペーンになります。
初回応募時にマイページ登録し、キャンペーン期間内にレシートをアップロードしてポイントを貯め、ポイントに応じた賞品コースに応募します。
そのため少ないポイントで応募可能なコースは新規ユーザーに向けて、多いポイントで応募可能になるコースはリピーターやロイヤルユーザーに向けて、など幅広いユーザーをターゲットにすることができます。
施策案
タイトル:貯めて当てようレシートキャンペーン
期間内に対象商品を購入してポイントをためてポイントに応じたコースに応募。
対象商品によって獲得ポイント数を変更し、対象商品の公平感を出すこともできます。
期待効果
購買行動をルーティン化してもらい、関係性を維持することで顧客ロイヤルティを高めることができます。
流通タイアップキャンペーン
複数のチェーン店舗でメーカーと共同開催してレシートキャンペーンを実施します。 メーカーは流通タイアップキャンペーンを計画し、バイヤーに向けて販売方法やサービスの立案、価格設定などを戦略的に行い、新商品の売り場確保や売場面積を拡大するという施策を打つことができます。 また景品をチェーンの商品券にすることで再来店にもつながります。
施策案
タイトル:○○スーパー×○○メーカー共同企画 ○○キャンペーン
対象チェーンで対象メーカーの商品を購入してレシートをアップロードしてキャンペーンに参加します。
当選者には対象チェーンで使える商品券をプレゼント。
期待効果
定期的にキャンペーンを実施することで売場の獲得や拡大、特定流通との関係性強化につながります。
対象チェーンへの再来店促進やアップセルにも効果的です。
メーカー⇔販売店間のエンゲージメントの向上、販売店同士の成功事例のシェアができることもメリットになります。
まとめ
本記事ではレシートキャンペーンシステムについて以下の事を説明しました。
- レシートキャンペーンの定義
- Webキャンペーンにおけるレシート利用の主催者(事務局)側と消費者側それぞれのメリット
- レシートキャンペーン施策案
WebやLINEで応募するレシートキャンペーンを導入することで、事前準備や応募後のデータ集計にかかる業務の効率化につながります。
また、ユーザーにとっても、その場で簡単に応募できるというメリットになります。
効果的にキャンペーンを行い、新規顧客獲得、LTVの向上につなげましょう。
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