レシートキャンペーンシステムの種類と機能まとめ
Webで行うレシートキャンペーンは購買証明の準備にかかるコストと時間を抑えることができます。
購買促進や販路拡大といった目的で、対象商品や対象店舗での購入を参加条件とするマストバイキャンペーンが多くの企業で実施されています。マストバイにおける購買証明の一つの手法としてレシート応募が様々なキャンペーンで採用されています。
そこで、本記事ではレシートキャンペーンを実施する際のキャンペーンシステムを選ぶポイントとして、実施に必要な機能と実装されていると更にとユーザビリティが上がる機能についてお伝えします。
この記事の目次[非表示]
- 1.レシートキャンペーンシステムに必要な機能
- 1.1.アップロード機能
- 1.2.管理画面での画像確認機能
- 2.レシートキャンペーンシステムにあると便利な機能
- 3.キャンペーン種類ごとの機能
- 4.まとめ
レシートキャンペーンシステムに必要な機能
レシートキャンペーンシステムで共通して必要となる機能について紹介します。
アップロード機能
通常の応募フォームだけではなく、レシート画像をアップロードできる機能が必要になります。レシート画像を複数枚アップロードできるシステムを使用することで、様々な応募条件でキャンペーンを実施することができます。
管理画面での画像確認機能
ユーザーがアップロードした画像を管理画面で確認できるシステムを選ぶ必要があります。
管理画面内で画像が確認でき、応募に対してコメントを残せる機能があると事務局作業をスムーズに進めることができます。
レシートキャンペーンシステムにあると便利な機能
レシートキャンペーンシステムであると便利な機能について紹介します。
アンケートフォーム
キャンペーンに応募するユーザーからアンケートを実施するための機能です。設問にあわせて回答形式を自由に選択できるようなタイプだと取得したい情報を得ることができるでしょう。
商品購入の意図や継続購入の有無の設問を立てることでマーケティングに活かすことができます。
OCR解析
応募者がアップロードしたレシート画像をOCRの解析で瞬時にテキスト化し、キャンペーンの応募条件と一致しているレシートであるかを自動で判定することができます。
「対象商品」や「対象店舗」を含んでいるレシートの場合に管理画面でフラグがたつなどの機能があると、目視でのレシートチェックの負担が軽減でき、抽選作業もスピーディーに行うことができます。
また、データ化することで他にどのような商品を一緒に購入したか、購入日時なども簡単に確認できるようになります。
これらの情報とキャンペーンで設定したアンケートの情報を組み合わせるとより綿密な購入分析が可能になります。
OCR解析についての詳しい記事はこちらをご参照ください。
キャンペーン種類ごとの機能
実施するキャンペーンの内容に応じて、上記の機能と組み合わせて必要となる機能が異なります。ここでは施策内容ごとに必要となる機能をお伝えします。
後日抽選
応募時に賞品を送る為に必要な情報を取得し、キャンペーン期間終了後に抽選を行います。当選者には応募時に入力してもらった情報を元に賞品を発送します。
<必要な機能>
入力フォーム
ユーザーの配送先情報を聞くために必要になります。
配送先情報と一緒に口数やどの対象商品をいくつ購入したかの設問を用意しておくと抽選作業をスムーズに進めることができます。
<ユーザビリティが上がる機能>
LINE認証
ユーザーがキャンペーンに参加する際にLINEの友達追加を入れることで、当選通知をLINEのプッシュ配信で送ることができます。
また、当選者だけに配送先情報を聞くこともできるため必要最小限の個人情報でキャンペーンを実施することもできます。
インスタントウィン
応募条件を満たしているレシートの場合、即時抽選を行い、その場で当落結果が表示されます。
<必要な機能>
OCR解析
後日抽選のキャンペーンの場合は、応募受付後にレシート情報を確認することもできますが、インスタントウィンの場合はユーザーがアップロードしたレシートの情報が応募条件に適しているかを即時に確認する必要があります。
そのため、高精度なOCR解析の機能が搭載されているキャンペーンシステムを選定することが必須になります。
また、事前準備として応募条件がレシートにどのように印字されているかを調べておくことでスムーズに運用できるでしょう。
自動抽選機能
応募条件判定後に自動で抽選を行える機能が必要になります。
リアルタイムで確率調整が反映されるシステムを使うことで、応募状況に合わせて当選を出すことができます。
キャンペーン終了日までまだ期間があるのに当選がなくなることや、当選数が余り過ぎているといった問題を回避することが可能です。
<ユーザビリティが上がる機能>
LINE認証
LINEログイン認証を入れることで当選者が誤って当選画面を閉じてしまった場合などでも再度当選画面を表示することができます。
レシートのインスタントウィンでは当選者を購買証明から識別することは難しいのですが、LINE認証を入れることで応募者を識別することができます。
また、応募者ごとの当選履歴の表示なども可能になります。
デジタルギフト即時表示
当選者に対してデジタルギフトを即時に表示できる機能があれば、個人情報を取得せずにキャンペーンを実施することができます。
当選者もその場で賞品がもらえるため、キャンペーンの継続参加が見込めます。
マイレージ
マイページを作成し、レシート登録ごとにポイントがたまり、たまったポイントを使って賞品に応募します。
<必要な機能>
マイページ機能
ユーザーのポイントを管理するマイページ機能が必要になります。
マイページではユーザーが貯めたポイントの確認や各コースに応募することができます。
履歴確認ページ
マイレージキャンペーンのマイページには履歴一覧などが必要になります。中長期のキャンペーンでは、ポイント獲得履歴や応募履歴をユーザー自身が確認できることでユーザビリティが向上し、継続購入へのモチベーションのキープにつなげることができます。
<ユーザビリティが上がる機能>
SNSログイン認証
マイページ登録をする際には、従来であればメール認証が主流でした。
SNSログイン認証を使用することでワンクリックで手軽に登録することができます。
LINE認証やX(旧Twitter)認証など、多様な登録方法があるとキャンペーン参加時のハードルが下がり応募率の上昇が見込めます。
獲得ポイントの傾斜
対象商品が複数種類ある場合、全て統一したポイントの獲得だと商品の単価によって不公平感が出てしまいます。そこで対象商品に応じて獲得できるポイントを変更できるシステムを使うことでキャンペーンを公平的に行うことができます。
まとめ
この記事では、レシートキャンペーンについて以下の内容で解説しました。
- レシートキャンペーン必要な機能
- レシートキャンペーンシステムにあると便利な機能
- キャンペーン種類ごとの機能
レシートキャンペーンではキャンペーンシステムの選定がキャンペーンの成功のカギになります。
キャンペーンシステムの導入を検討する際は、実施したいキャンペーンの必要機能があるかシステム会社に確認、相談する必要があります。
『Dline』は、貴社の課題や目的に合わせて、レシートを利用した様々なキャンペーンタイプをご提案します。販路拡大や商品・サービスのファン獲得、リピーターの獲得などの実現に向けて、どのようなキャンペーンを行うか悩んでいる企業さまは、お気軽にご相談ください。