販促キャンペーンで効果を出す施策タイプを解説
商品・サービスの売上向上を狙う上で、重要な役割を担うのが販促キャンペーンです。近年、スマートフォンの普及により、次々と新たな販促キャンペーン施策の形が生まれています。SNSやWEBを活用した販促キャンペーンも当たり前となってきている今、いかに効果的な施策を選ぶことができるかが、商品・サービスの売上向上の鍵を握ります。
そこで本記事では、販促キャンペーン施策を検討する際に役立つアイディアをご紹介します。
この記事の目次[非表示]
- 1.効果的な販促キャンペーンとは?
- 2.消費者向け販促
- 2.1.商品(ブランド)を知ってもらう
- 2.2.新規顧客獲得
- 2.3.商品を継続購入
- 3.量販向け販促
- 3.1.販路拡大や売り場獲得のための販促
- 4.来店向け販促
- 5.まとめ
効果的な販促キャンペーンとは?
現在、デジタル化が進んだことでWeb上には膨大な量の情報が溢れかえっています。その結果、人間が一つ一つのコンテンツに関する情報を調べて自分の好みに合うのかを判断するためには多大な時間と労力を必要とすることになり、十分な情報が得られなくなってしまうという逆説的な状況が引き起こされました。そのようななかで、人々の興味関心や購買意欲を刺激する「キャンペーン施策」は、売上を上げるための重要な役割を担います。
そして、「売上の拡大」という点はもちろんですが、「新規顧客の獲得」や「新商品の認知度拡大」など、キャンペーンの目的は多岐に渡ります。そこで消費者、量販、来店に分けて効果的な施策を紹介いたします。
消費者向け販促
消費者の販促キャンペーンを行う場合、ターゲットを明確にする必要があります。
商品(ブランド)を知ってもらう
動画視聴キャンペーン
対象の動画の視聴が完了したユーザーのみが応募できるキャンペーンです。視覚的にブランドや新商品を知ってもらう機会にすることができます。
SNSインスタントウィン
自社のLINEアカウントを友だち追加やX(旧Twitter)アカウントのフォローと対象ポストのリポストをすることで応募できるキャンペーンです。キャンペーン期間中に参加者がキャンペーン情報を拡散することで、キャンペーンをさらに盛り上げることができます。また、自社SNSのファンを獲得することでキャンペーンの終了後も情報発信することができます。
フォトコンテスト
対象のシーンや物の写真を撮影して応募するキャンペーンです。応募された写真をWEBサイトなどに「コンテスト」形式で掲載することで、キャンペーンの盛り上がりを演出することができます。
また、「写真を撮影して応募する」という応募者の積極的な関与があるため、Webサイトへのトラフィックの増加が見込めるほか、企業とユーザーとの親密さ・結びつき・絆・共感などを示すエンゲージメントが高まりやすい傾向にあります。
新規顧客獲得
マストバイキャンペーン
マストバイキャンペーンはクローズドキャンペーンの一種で、商品の購入を条件とするキャンペーンのことを指します。「購入が必須」なキャンペーン形式のため、キャンペーンを機にユーザーに実際に対象商品を試させることができます。気に入ってもらうことができればリピーター獲得にもつながります。
商品を継続購入
マイレージキャンペーン
マイレージキャンペーンとは、対象商品・サービスの購入によりポイントが貯まり、貯めたポイントに応じて希望のコースに応募することができるキャンペーンです。
キャンペーン期間中に対象商品・サービスの『リピート購入』と、キャンペーンを通じた『優良顧客育成』が期待できます。
インスタントウィンキャンペーン
応募してすぐに当落結果がわかるキャンペーンです。手軽さや、エンターテイメント性の高さから、高いユーザー参加率が期待できます。
また、応募時にメールアドレスや氏名・住所などの聞かずにキャンペーンを進めることができます。
量販向け販促
量販店・チェーン店に置いていない商品を置いてもらう、売り場面積に広げるためには量販店・チェーン店にも直接メリットがあるような施策を行う必要があります。
販路拡大や売り場獲得のための販促
流通タイアップキャンペーン
流通タイアップキャンペーンとは、特定の流通企業と協賛して実施するキャンペーンです。
応募条件を対象流通にすることでメーカーと特定流通の双方にメリットが生まれます。
景品を流通の商品券にすることで、さらに対象流通のメリットを打ち出すことができます。
インナーキャンペーン
対象商品の取り扱い販売店やバイヤー・営業担当など、流通チャネルを対象に集中的販売促進を行うキャンペーンです。
販売コンテストや、大量陳列コンテスト、ディスプレイコンテストで、販売店等に自社商品の仕入れを増やさせるとともに、販売意欲を高めることを目的として行います。
来店向け販促
飲食店、商業施設、地域などが主体として来店や回遊など目的にキャンペーンを行います。
来店獲得の販促
フォトコンテスト
対象のエリアやイベントの写真を撮って応募していただき、それをWEBサイトなど「コンテスト」形式で掲載するキャンペーンです。フォトコンテストが盛り上がることで、遠方にお住いの方や会場に足を運べない方も楽しむことができます。
ユーザー視点によるビジュアル訴求を通じて、対象エリアやイベントの魅力を発信することができるキャンペーンです。
シリアルキャンペーン
飲食店への来店、イベントの参加した際にシリアルナンバーを配布し、その場で当落のわかるキャンペーンです。
キャンペーンを機に再来店していただける効果が見込めます。
店舗回遊の販促
レシートキャンペーン
複合施設内で購入したレシートを利用したレシートキャンペーンを行います。
応募条件を対象施設の複数店舗レシートや合計金額にすることで、ユーザーに複数店舗を回遊させて施設の平均滞在時間を上げることができます。
シリアルマイレージキャンペーン
対象店舗で一定金額のお買い物をするとシリアルナンバーがもらえ、ポイントを貯めて応募するキャンペーンです。
ショッピングモールなどの商業施設でよく行われていたガラポンや福引などの抽選会をデジタルにしたものです。
抽選会のデジタル化により、行列の解消や抽選にかかる人件費削減を実現します。
まとめ
本記事ではマストバイキャンペーンについて以下の事を説明しました。
- 効果的な販促キャンペーンとは?
- 消費者向けの販促
- ・量販向けの販促
- ・来店向けの販促
ぜひこの記事で紹介した事例やノウハウを、自社の販促キャンペーンに役立てていただけたらと思います。
『Dline』では、キャンペーンを実施したいがすることが決まっていない場合でも、販促を成功に導く施策を施策提案することができます。
また開発、運用、事務局対応までをトータルでサポートします。気になった方はぜひ資料請求及び、お問い合わせをお願いいたします。